C++/CLI

C++/CLI（C++ modified for Common Language Infrastructure）は、.NET Frameworkや.NETと連携するために設計されたC++の拡張言語です。C++/CLIのコードは.NETのCLI（共通言語基盤）上で動作するため、C++のコードから.NETのマネージドコード（ガベージコレクションや型安全性を持つコード）にアクセスすることが可能になります。

たとえば、既存のネイティブC++ライブラリを .NETアプリケーションから呼び出したい場合、C++/CLIはその橋渡し役として非常に有効です。これは「ラッパークラス」や「インターオペラビリティ（相互運用性）」と呼ばれる技術の一部で、C++/CLIを使うことで、アンマネージドコード（通常のC++）とマネージドコード（C#やVB.NETなど）を安全かつ効率的に接続できます。

本ページでは、C++/CLIに関する様々な情報をまとめています。

📄️ はじめに

本ページでは、C++/CLIの概要と使いどころについて説明します。C++/CLIは非常に強力な言語ですが、用途に応じて適切に使い分ける必要があります。

📄️ Visual StudioでC++/CLIを使用する

本ページでは、Visual StudioでC++/CLIを利用する方法について解説します。また、.NET Frameworkおよび.NETとVisual Studioのバージョンの関係性を説明し、特定のターゲットバージョン向けに開発する際に必要なVisual Studioのバージョンの対応をまとめています。